08
平野 良祐
法人業務部ソリューションビジネス室(取材当時)
2011年入社
経済学部卒
地域に根ざし、
兵庫県の企業と雇用を
守り続けたい。
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08 RYOSUKE HIRANO
Reason for choosing 私がみなと銀行を選んだ理由
私の就職活動の軸は、自分が成長できる環境に身を置きたい、という思いでした。さまざまな業種の企業の選考を受けましたが、経営者と直接会って商談する地方銀行の営業に魅力を感じるように。最終的には、自分の地元である兵庫県に貢献できる仕事ができることが、みなと銀行への入社の決め手になりました。
theme 01
経営者のさまざまな思いを
受け止めたうえで交渉に臨む
法人業務部ソリューションビジネス室は事業承継のコンサルティングを行う部署です。その中で私はM&A業務を担当し、後継者不在などの理由で企業の譲渡を検討しているお客さまと、事業の拡大を目指しているお客さまを引き合わせ、交渉・契約成立までサポートしています。
M&Aは非常に幅が広くて奥も深く、いくらで企業を譲渡する、あるいは買収する、といった金銭的な条件だけで話はまとまりません。会社のこれまでの歴史、従業員や取引先との関係性など、経営者のさまざまな思いを受け止めたうえで交渉に臨みます。
ほとんどのお客さまにとって、大切に育てた会社を譲渡することは一生に一度の大きな決断であり、無事に契約まで至った際には、身に余るほどの感謝の言葉をいただけます。責任の重い仕事ではありますが、非常にやりがいを感じています。


theme 02
壁にぶつかるたびに経験値が貯ま
り、自分自身の成長につながる
M&Aは長期間にわたるプロジェクトです。通常でも1年から1年半程度、私が携わった中には7年がかりの案件もあります。シンプルにいえば、自社株を譲り渡すだけで事業承継は完結するのですが、誰に会社を引き継いでもらうのかは経営者にとって大きな問題であり、決断にはどうしても時間がかかってしまいます。そのため、ほぼすべての案件が一筋縄ではいかず、途中で話が流れてしまうケースも往々にしてあります。
交渉の過程で壁にぶつかったときや、最適な解決策を見出せなかったときには、自身の経験不足、知識不足を痛感しますが、壁を乗り越え、譲渡企業にとっても譲受企業にとっても最良の形で着地することができると、大きな達成感を覚えます。壁にぶつかるたびに経験値が貯まり、自分自身の成長につながる。そんなふうに感じています。

theme 03
新会社や新体制のスタート後も、
変わらない思いで伴走する
仕事で大切にしているのは、バランス感覚です。経営者の会社や従業員に対する思い入れを聞いていると、つい情が移ってしまいますが、その思い入れがわがままになってはいけません。さまざまな条件を鑑み、お客さまを最適解へと導くために、伝えるべきことははっきりと伝える覚悟が必要だと、私は考えています。
昨今は多くの中小企業が後継者難で存続の危機に立たされていますが、地域に根ざすみなと銀行だからこそ、兵庫県の企業と雇用を守ることができると信じています。M&Aの契約はゴールではなく、新会社や新体制のスタートであり、私たちは変わらない思いで伴走し続けます。
地域のお客さまに「事業承継のことなら、みなと銀行に」と、真っ先に思い浮かべてもらえる銀行でありたいですし、そのために自分自身も自己研鑽に励もうと思います。

My off time
休日の過ごし方
入社5年目で結婚し、現在は2児の父親です。休日は仕事を忘れ、家族と一緒に過ごす時間を大切にしています。今はまだ子どもが小さいので、近所の公園で遊ぶことが多いですが、もう少し成長して遠出できるようになれば、いろんな場所に出かけて、たくさんの思い出をつくろうと思っています。私も妻も旅行が大好きで、特に印象に残っている旅先は沖縄の離島なのですが、今度はそこに4人で訪れたいです。

1日のスケジュール
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8:40-10:00
出社。メールチェックや顧客訪問に必要な書類の準備
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10:00-12:00
顧客訪問。営業店の担当者に帯同し、M&Aに対する具体的なニーズヒアリングを実施
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12:00-13:00
昼休憩。訪問先の近所の店で食べることも多い
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13:00-15:30
顧客訪問。自らが作成した契約書案についての打ち合わせ、意見交換などを行う
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15:30-18:30
顧客との面談結果をまとめ、論点整理、提案資料の作成などを行い退社