公共債に投資する時のリスクは?

公共債に投資する場合、主に以下のようなリスクがあります。

<金利変動リスク>
公共債(個人向け国債を除く)の市場価格は、基本的に市場の金利水準の変化に対応して変動します。
金利が上昇する過程では価格は下落(利回りは上昇)し、逆に金利が低下する過程では価格は上昇(利回りは低下)することになります。
したがって、償還日より前に換金される場合には市場価格を反映した価格での売却となりますので、売却時の金利の状況によって売却損が生じる場合があります。

<信用リスク>
公共債の市場価格は、債券の発行者や、債券の元利金の支払を保証している者の信用状況に変化が生じた場合、市場価格が変動することによって売却損が生じる場合があります。
また、債券の発行者や、債券の元利金の支払を保証している者の信用状況の悪化等により、元本や利子の支払いが滞ったり、支払不能が生じるリスクがあります。

<価格変動リスク>
一般に、公共債(個人向け国債を除く)の価格は日々変動しており、保有債券を償還日を待たずに換金する際、売却時の市場価格により、売却損が発生する可能性があります。

<流動性リスク>
公共債(個人向け国債を除く)は、市場での取引が円滑に行われなかった場合、期待していた収益が得られない可能性や、売却することができない可能性があります。